スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2012.12.29 Saturday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

サンフランシスコでお散歩 その9

 さあ、ミッション地区のお話をしようじゃないか!

いつになく私が前のめりなのは何故?それはね!ミッションて言う場所が、そんな所だからだよ!

ヒスパニック系の人がたくさん住んでる街ミッションは、やっぱり夜間の女の一人歩きは禁止って、ガイドブックには書いてあったけど、昼間行った感じじゃあ、中々見応えのある楽しい街だったのさっ。

     

この写真を見ると、いかにも楽しそうだよね!

でも実際は、もっと薄汚れてて、ちょっと陰惨な気配も見え隠れする場所だったよ!

アミューズメント・パークと実際の街の違いは、そういう所にある。
どんなに見目形を真似ようとも、ハウステンボスやディズニーシーに、暗い生活の影は無い。
そこには貧困や差別に苦しめられる労働者の悲哀は無く、隙あらば隣人を欺こうという、心の闇も無い。

だからなんだってのよ。

私は自分が旅行者である限り、別にそんな物を味わいたいと思った事は無いね。
ジャーナリストじゃないんだから。
土地の人の苦しみの気配なんてのを、かいま見てこそ本当の旅だなんて、思った事もねえよ。

だから、頼むから一介の旅行者である私に、混沌を見せつけるのはやめてって言ってるのに。

サンフランシスコは、昔はもっと、どこもかしこも、静かでロマンチックな街だった。
だけどいつの頃か、ダウンタウンのおおよそ半分が、やや緊張感を強いられる、ちょっと荒んだ場所になってしまったんだよね。

そんな中に、逞しく明るく生きる人々がいるかって?

私がミッションを見た限りでは、なんとなく普通にみんな生きていたよ。
時々、激しくラリッてる青少年や、歌舞伎町あたりでよく見かける様なムードのおじさんや、浮浪者の人がくつろいでたりする以外は、割とみんな普通だったよ。

だけど、可愛いお店はあった。うん。それは本当だ。
ちょっと、ニューヨークのSOHOみたいな、しっかりと隙無く創り上げられている、アート空間みたいなお店が。
私はそういうのが大好きでなのである。
 
    



     


全体的に薄汚れててカオティックではあるものの、独創的でアーティーな街、それがミッションであろうか。

しかしなんというのか、ここまで来てやはり感じるのは、西海岸にて時々漂う、だらしないのでは?とさえ思える緩さである。

私はカリフォルニアが全体的に好きである。

特にカーメル辺りに行くと現れて来る、しっかりと地に足をつけてこの土地の恩恵と共に生きるわ、というあのムードの作り上げる妥協の無い街の美しさや料理の美味しさが。

しかしこのサンフランシスコ、ダウンタウンは。

なんか、カンケーねー、って感じなんじゃない?

俺たちがカリフォルニアにいようがなんだろうが、関係ねえよ〜っていう。

そういう緩さが、あるんじゃないのかね、この街には。

十分に現状に着地してないこの感じは、多分新しい政策でよその土地から沢山の人たちが流入してきたという部分も影響しているのかもしれないけれど、都会特有の、土地との融合の無さ、もしかするとそれは東京にも言える部分があるのかもしれないけれど、そんな融合の無い位置で育まれている、なんともいえないカオスが、このダウンタウンにしみ込んでいる様な印象を、私は強く持ったのである。

これはアミューズメント・パークとはまた別の、浮遊感、リアリティーの無さと言えるのではないだろうか。

住む人の心の陰影がはっきりと浮かび上がっているからといって、それがリアリティーとは限らない。そういう奇妙な、非現実の浮遊空間の中に、サンフランシスコのダウンタウンは漂っているのである。

あたかもドラッグかなにかの影響で、現実の景色と内面の混沌が、視野の中でくぐもりながら混ざり合っているかのように。




(続)












スポンサーサイト

  • 2012.12.29 Saturday
  • -
  • 18:48
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
壁の絵、すごいですね。
なんというか、すごいですね。

というか、何か色々、すごそうな町ですね。
最後のトラックの荷台のごみが、そのまま町を表しているような。。
何すかね、このゴミの種類。ぬいぐるみ真ん中にしてあるのはわざと何ですかね?

あれ、でももしかして、家財道具だったりするんですかね?ごみじゃなくて?
  • エミリア
  • 2011/10/31 6:30 PM
コメントする








   

プロフィール


大竹 サラ

漫画家兼業ミュージシャン/14人編成の無国籍風楽団パスカルズのメンバーだったり小学館の少女漫画雑誌で連載を持つ漫画家だったり、他にも色々な顔を持つ人生旅だらけの女。

バックナンバー

カテゴリー

コメント

others


sponsored links